職場や人間関係とはまた違った、一層繊細な心の動きが生まれる──それが、恋愛という場面。
今回は、INFJタイプが恋をする中で抱えやすい揺らぎや葛藤に、そっと寄り添いながら探っていきます。
「自分らしく、でも誰かを大切にしたい」
そんなあなたの想いを大切にしながら、恋の中でも無理なく心地よくいられるヒントを見つけていきましょう。
INFJの特徴を知りたい方はこちらから↓
- 「恋をすると、自分じゃないみたいになる──」
- 感情を抑えすぎてしまうときは?
- 尽くしすぎない関係を築くには?
- 理想が高すぎてうまくいかない…そのときに見直したい視点
- INFJが恋愛で“自分らしさ”を保つために大切なこと
- まとめ|恋をしても、自分を見失わなくていい
- 次回予告|ENFPが人間関係で悩んだときに
「恋をすると、自分じゃないみたいになる──」
好きな気持ちが強くなるほど、不安も大きくなっていませんか?
「嫌われたくない」「ちゃんと大切にされたい」
そんな思いが強すぎて、つい相手に合わせすぎたり、自分の気持ちを押し込めたりしてしまう。
──気づけば、恋をしているのに“自分じゃなくなっている”ような感覚を抱えていませんか?
INFJタイプは、深い愛情と共感力を持つ反面、相手を大切にするあまりに自己犠牲的な行動をとってしまうことがあります。
でも恋愛は「我慢すること」でも「自分を押し殺すこと」でもありません。
ここからは、INFJが恋の中でも“自分らしさ”を保ちながら、心地よく人とつながる方法を、やさしく紐解いていきます。
感情を抑えすぎてしまうときは?
本当はもっと素直になりたいのに、つい気持ちを隠してしまう。
「好き」が伝わるのが怖くて、ついそっけない態度をとってしまったり、距離を置いてしまう──
それは、INFJが恋をするときによくある“好き避け”の一例です。
感情が深いぶん、相手にどう思われるかを気にしすぎて、自分の想いをうまく表現できないことがあります。
でも、想いを伝えること=重くなることではありません。
たとえば、
- 「今日は話せて嬉しかったな」と一言だけ伝えてみる
- 感情を文章にして、メッセージで送ってみる
- 直接が難しければ、ノートに書き出して気持ちを整理する
少しずつでも、“感情を外に出すことに慣れていく”ことが大切です。
INFJの気持ちは静かだけど、とてもあたたかくて誠実です。
だからこそ、小さな表現でもきっと相手の心に届きます。
尽くしすぎない関係を築くには?
「好きだから、相手のために何かしてあげたい」
その気持ちはとても素敵なことです。
でも、「相手の幸せ=自分の幸せ」になりやすいタイプであるために知らず知らずのうちに自分を後回しにしてしまうことがあります。
そして、気づいたときにはこんな状態に──
- 相手の予定や感情に自分の気持ちが振り回される
- 「もっと応えてほしい」と思ってしまい苦しくなる
- 自分の満たされなさに気づいて、関係が急に冷めてしまう
大切なのは“与えること”と“受け取ること”のバランス。
そのためにできることは、
- 自分は何が嬉しいのか?を意識する
- お願いされたときには無理をせず「少し考えさせて」と言ってみる
- 自分の気持ちを言葉にして関係に反映させる
恋愛はふたりでつくるもの。
あなたのやさしさが疲れに変わってしまわないように、自分をいたわる視点を忘れずにいたいですね。
理想が高すぎてうまくいかない…そのときに見直したい視点
INFJは、恋愛に対して強い理想やビジョンを持っていることが多いタイプです。
「こういう関係でありたい」
「こんな風にわかり合いたい」
そんなイメージを心の中でずっと描き続けているからこそ、現実とのギャップに苦しむこともあります。
でも理想があるからこそ、INFJの恋愛は深くてあたたかいものになります。
見直すべきは、理想を下げることではなく“柔らかく持つこと”。
たとえば、
- 完璧な理解ではなく「少しずつ歩み寄れる人」を大切にする
- 理想に合わない面があっても「その人なりの良さ」として受け取る
- 理想を言葉にして伝え、「一緒に育てていく関係性」を目指す
理想は恋を育てる土台になります。
押しつけず共有できるものに変えていくことが、恋愛を心地よくするカギです。
相手に合わせすぎず、心の距離を保つには?
恋をすると、相手のことを優先しすぎてしまう──
INFJは共感力が高いため、相手の感情にのめり込みやすく感情のバランスを崩しやすいタイプです。
それが続くと次のようなサインが現れることもあります。
- 相手の言葉ひとつで気分が大きく揺れる
- 連絡がないだけで不安になる
- 自分の意見を言えなくなる
心の距離を保つためには、「ひとりの時間」や「自分だけの世界」をきちんと持つことがとても大切です。
具体的には、
- スマホを見ない時間をつくる
- 趣味や創作など「自分の軸」を感じられることに集中する
- 相手と過ごす時間と、ひとりの時間を分けて考える
相手に近づきすぎないことは冷たさではありません。
自分自身の心の安定を保つには、「ちょうどいい距離」を見つけることが大切なのです。
INFJが恋愛で“自分らしさ”を保つために大切なこと
ここまで、感情・距離感・理想──INFJが恋愛の中で揺れやすいポイントを見てきました。
どれも、誰かを大切にしたいというまっすぐな想いからくるもの。
でもその想いが自分をすり減らしてしまうのは、本末転倒ですよね。
だからこそINFJにとって一番大事なのはこんな視点です。
- 感情を丁寧に言葉にして、伝えること
- 理想を押しつけず、共有できる形に育てること
- 自分のペースを守る時間と空間を持つこと
「ありのままの自分を大切にしていい」
その感覚が根っこにある恋愛は、INFJにとってとても穏やかで幸せなものになります。
恋をしても自分を失わない。
それがあなたらしい愛し方です。
まとめ|恋をしても、自分を見失わなくていい
INFJタイプは相手の気持ちを深く受け止める力がある一方で、恋愛の中で自分を抑えすぎたり、尽くしすぎたりしてしまうことがあります。
感情をうまく伝えられなかったり、理想と現実の間で揺れたり──
恋愛がうまくいかないときには、自分を責めてしまいそうになることもあるかもしれません。
でも、それはあなたの優しさや繊細さがあってこそ。
大切なのは、恋の中でも自分自身とつながっている感覚を持ち続けることです。
- 感情を丁寧に言葉にする
- 理想を柔らかく持ち、共有していく
- 自分の時間・感覚を大切にする
本文の中にあったように、恋愛はふたりで育てていくものです。
自分を大切にできる関係こそ、INFJが本当に安心して心を開ける恋なのかもしれません。
あなたらしい恋の形をこれからも少しずつ見つけていけますように。
次回予告|ENFPが人間関係で悩んだときに
ここまで読んでくださって、ありがとうございました。
次回は、ENFPタイプの人間関係に焦点を当てた記事をお届けします。
明るくフレンドリーな一方で、
「本当の気持ちをわかってもらえない」
「つながっているのに孤独を感じる」
──そんな繊細な葛藤を抱えるENFPに寄り添いながら、“自分らしさ”を大切にできる人間関係の築き方を探っていきます。
ぜひ、次回も楽しみにしていてください。
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