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「愛されたい気持ち」がつらくなる前に。ESFJが“自分を大事にできる恋”の考え方

前回の記事では、ESFJタイプが「自分らしく働ける仕事」についてお届けしました。

相手の期待に応えようとする一方で、知らず知らずのうちに自分を後回しにしてしまう。

そんな優しさゆえの葛藤は、恋愛の中でも似たかたちで現れることがあります。

今回は、「尽くしすぎてしまう恋愛」や「嫌われたくなくて言えない気持ち」に焦点を当てながら、自分を大切にしながら恋をするヒントをやさしくお届けしていきます。

 

好きな気持ちが強くなるほど、不安も大きくなっていませんか?

「ちゃんと大切にされたい」

「嫌われたくない」

──そんな気持ちが強くなるほど、つい相手に合わせすぎてしまったり、自分の気持ちを抑え込んでしまうことはありませんか?

ESFJタイプは、相手のことを思いやる力がとても強い性格です。

でもその優しさが、恋愛の中では「尽くしすぎてしまう」「不安に振り回される」という悩みに変わってしまうことも。

今回はそんなあなたが、自分を後回しにしない恋のかたちについて優しく、でもしっかりと考えていけるような内容をお届けします。

恋をしながらも自分の気持ちを大切にできる。

そんな関係を一緒に見つけていきましょう。

こんな恋愛の悩み抱えていませんか?

ESFJタイプの人が恋愛において抱えやすい悩みを、いくつか挙げてみました。

もしひとつでも「わかるかも」と感じたら、あなたの恋の疲れはちょっと溜まってきているのかもしれません。

  • つい相手に尽くしすぎてしまい、自分の気持ちが後回しになる
  • LINEの返事が遅いだけで「嫌われたかも」と不安になる
  • 「重い」って思われたくなくて、気持ちを素直に伝えられない
  • 相手の機嫌や反応ばかり気にして、疲れてしまう
  • 好きになると、頭の中がその人でいっぱいになってしまう
  • 「ちゃんと愛されてる」と感じられないと、不安や自己嫌悪につながる

これらは、ESFJの優しさと共感力の高さゆえに起こりやすい恋愛の“あるある”です。

でもどれも「変わりたい」と思ったときから、少しずつ楽になっていけるもの。

なぜ恋で“頑張りすぎてしまう”のか

ESFJタイプの方は、人の気持ちをとても大切にする性格です。

「相手が喜んでくれること」を自然に考えられる一方で、恋愛になるとその思いやりが“自分をすり減らす原因”になってしまうことも。

16タイプの視点で見るとESFJの主な性格機能は外向的感情(Fe)

これは、周囲の人の気持ちや反応を敏感にキャッチして調和を保とうとする力です。

恋愛の場面では、この機能が次のように働きやすくなります。

  • 相手の機嫌を最優先 → 自分の気持ちが後回しに
  • 好かれるために頑張りすぎる → 我慢や無理を重ねやすい
  • 愛されているかどうかで自己価値を判断しがち → 自己肯定感が下がりやすい

もともと優しさにあふれたESFJだからこそ、「恋愛=自分をすり減らすもの」にならないようにする工夫が必要です。

「尽くす=愛される」ではない。自分も大切にする恋愛の考え方

ESFJは、相手に尽くすことを通して愛情を表現しやすいタイプです。

でも、「してあげたこと」がそのまま「愛される理由」になるわけではありません。

むしろ尽くしすぎるほど“重い”と誤解されてしまうことも──。

ここでは、優しさが裏目に出てしまう例と、そのときに持ちたい「自分も大切にする」視点を比べてみましょう。

よくある行動 少しだけ考え方を変えてみると…
相手が望むことは全部叶えてあげたい 「私も無理せずできる範囲で」叶えてあげる
LINEはできるだけ早く返さないと不安 自分のペースを大事にしても、関係は壊れない
相手に嫌われないよう気持ちを隠す 素直な気持ちを少しずつ伝えることで、信頼が育つ
してもらったことより、してあげたことの方が多い お互いに心地よく“循環する関係”を目指す

大切なのは、相手のために自分を犠牲にすることではなく、一緒にいて安心できる関係を築くことです。

その第一歩は、“自分の心の声にも気づいてあげること”かもしれません。

気持ちを伝えるのが怖い…そんな時の伝え方

「本当は寂しかった」

「もう少し話したかった」

──そんな気持ちがあるのに、重いと思われたくない、嫌われたくないという不安が先に立って、つい飲み込んでしまうことありませんか?

ESFJは相手の気持ちを考えすぎて自分の本音を後回しにしやすいタイプです。

でも恋愛において“素直さ”は、信頼関係を育てる大切な要素。

ここでは、相手にやさしく届く「伝え方」のコツをいくつかご紹介します。

  • 「LINEが少ないと不安…」
     →「たまにでいいから、ちょっとだけ返事くれたらうれしいな」
  • 「寂しい、もっと会いたい」
     →「ちょっと会えると、やっぱり元気になれるなって思ったんだ」
  • 「私ばっかり頑張ってる気がする」
     →「たまには頼ってみたい気持ちもあるかも…ちょっとだけね」

大切なのは不満をぶつけることではなく願いとして伝えること。

そうすることで、相手も構えずにあなたの気持ちを受け取ってくれるはずです。

距離感とLINEのバランス。好印象を保つコツ

「重いと思われたくないけど、返事がないと不安になる」

そんなふうに、LINEの頻度やタイミングで悩んだことはありませんか?

ESFJは人との繋がりを大切にする分、コミュニケーションの量=愛情のバロメーターのように感じやすい傾向があります。

でも、恋愛ではちょうどいい距離感があるからこそ、長続きする関係が築けるのも事実です。

ここでは、LINEややり取りに関する悩みを軽くするコツをまとめてみました。

  • すぐに返事がないと不安なときは
     →「今は忙しいかも」「気持ちが離れたわけじゃない」と一呼吸おいて考えてみる
  • つい長文を送ってしまいがちなときは
     →気持ちの7割くらいにとどめて、相手の反応も見る余裕を持つ
  • 既読スルーがつらいときは
     →「私はちゃんと気持ちを伝えた、それでOK」と自分の行動に安心を持つ

やり取りの量よりも、気持ちをやさしく伝えられるかの方が関係にとってはずっと大切なこと。

あなたの優しさは、言葉の数よりも想いの温度で伝わっています。

恋に自信を持つために。今日からできる3つの行動

好きな人にどう思われてるかばかり気にしてしまうと、恋はどんどん不安と自己否定のループになってしまいます。

でもそれは、あなたが本気で恋をしている証拠

ここではそんな自分を少しずつ大切にしていくための、シンプルで優しいアクションを3つご紹介します。

  1. 「相手に好かれること」より「自分がラクな関係かどうか」で考えてみる
    うまくいくかどうかだけじゃなく、「私はこの関係に安心できてる?」という視点を持ってみましょう。
  2.  承認欲求が高まったら感情を書き出してみる
    「こんなLINEが欲しかった」「本当はこう言いたかった」
    いまの気持ちをノートやスマホのメモに書くだけで、心が少し整理されます。
  3.  自分を好きになれる行動をひとつ増やしてみる
    新しい服を着てみる、髪を整える、趣味に集中する。
    「私っていいな」と思える瞬間が、恋に流されない自信につながります。

恋をしているからこそ不安にもなる。

でも、自分の気持ちを少しずつ大事にできたら、きっとその恋はもっと優しくあたたかいものに変わっていきます。

まとめ:やさしさを“自分にも”向けてあげよう

恋をすると、どうしても相手の気持ちを優先してしまう。

それがESFJのあなたの大きな魅力であり、強さでもあります。

でも、恋愛が疲れるものになってしまうとしたら──

それはあなたが優しすぎたからこそかもしれません。

恋は、頑張ることじゃなくて安心できること

「好きだからこそ、自分の気持ちも大切にしたい」

そう思えたらきっと恋のかたちは、もっとあたたかく変わっていきます。

あなたの優しさを、相手だけじゃなくあなた自身にも、向けてあげてくださいね。

 

次回予告

次回は、「INFPさんの人間関係」をテーマにお届けします。

人に気を遣いすぎてしまったり、自分の気持ちを言えずに疲れてしまったり──

そんなINFPさんが、少しずつ“自然体”を取り戻していくヒントを、やさしくお伝えする予定です。

どうぞ、次回もお楽しみに。

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