前回までは、真面目で誠実なISTJさんの性格や人間関係についてお届けしてきました。
今回からは、人との関係に一生懸命なESFJ(領事官タイプ)にスポットを当てていきます。
周囲の空気を読み、相手の気持ちを考えて動けるあなたは、とてもやさしくて思いやりのある存在です。
でもその分、人間関係のなかで自分の気持ちを後回しにしてしまったり、疲れてしまうことも少なくないのではないでしょうか。
- 人との関係に一生懸命なあなたへ
- こんなことで悩んでいませんか?
- どうして「人に合わせすぎてしまう」のか
- ESFJは「人間関係で戦わない」タイプ
- 「いい人」ではなく「信頼される人」へ
- ちょっとだけ心がラクになる考え方
- 今日からできる3つのアクション
- まとめ
- 次回予告
- 関連記事
人との関係に一生懸命なあなたへ
「嫌われたくない」「場の空気を壊したくない」──
そんな思いから、つい我慢してしまうことはありませんか?
本当はもっと、気持ちを伝えたいのに。
自分の中で「言えないまま抱えてしまうこと」が続くと、関係はうまくいっているのに、なぜか自分だけがしんどい…そんな状態になってしまうこともあります。
今回は、そんなESFJさんが人に合わせすぎずに、心地よく人と関わるための考え方をやさしくお届けしていきます。
どうかこのページが、あなたの気持ちを少し軽くするきっかけになれば嬉しいです。
こんなことで悩んでいませんか?
- 頼まれると断れず、つい抱え込みがち
- 感情を出すのが苦手で、我慢してしまう
- 関係がこじれるのが怖くて、本音を隠してしまう
- 自分より他人の予定を優先してしまう
- 誰かの機嫌に左右されて、疲れてしまう
これらは、気配り上手な性格ゆえに生まれる悩み。
でも、だからこそちょっとした意識でラクになれる方法もあるんです。
どうして「人に合わせすぎてしまう」のか
ESFJタイプは、周囲の空気や人の気持ちにとても敏感な性格です。
「みんなが心地よく過ごせるように」と自然と考えられる思いやりにあふれた人。
その一方で、自分の本音は後回しにしてしまうことも多く、気づかないうちにストレスや疲れを溜め込んでしまうことも。
でもそれは弱さではありません。
人を思いやる力が強いからこその優しさの裏返しなんです。
ESFJは「人間関係で戦わない」タイプ
あなたは誰かとぶつかるくらいなら、自分が引いた方がいいと思ったことはありませんか?
それはESFJにとって自然な選択。
対立より調和を選ぶ平和主義者であり、周囲の空気を乱さないように気を配れる人だからです。
でもその一方で──
- 「あの人、何を考えているかわからない」と言われてしまった
- いつも優しいけど、自分の意見がないと思われてしまった
- 言いたいことを我慢していたのに、誤解されて距離を置かれた
そんな経験がある人も、きっと少なくないはず。
本当は「ちゃんと考えている」のに、それを出すのが苦手なだけ──
それがあなたの抱える“見えづらい孤独”かもしれません。
大事なのは、言い方ではなく伝えることを少しずつ練習していくこと。
ぶつかるのではなく歩み寄る力があるタイプだからこそ、相手との距離感を整える方法も、もっと自分に合ったやり方があるのです。
「いい人」ではなく「信頼される人」へ
ESFJタイプは、人に優しくすることにとても長けています。
でも時に「優しい=都合よく扱える」と誤解されてしまうことも。
そんなとき、自分の価値を疑ってしまいそうになりますが、それは「いい人でいなきゃいけない」という思い込みが苦しさを生んでいるのかもしれません。
ここで少し視点を変えてみましょう。
何でもYESと言ってくれる人ではなく、本音を伝えても安心できる人こそ信頼される人です。
共感力も対話力もあるからこそ、自分の気持ちをちゃんと伝えることでより深い信頼関係が築けるタイプなんです。
期待に応えなきゃではなく「自分の気持ちも大事にしたい」という姿勢で関われたら、人とのつながり方ももっと楽になっていくはずです。
ちょっとだけ心がラクになる考え方
無理をしてまでいい人でいようとしなくても大丈夫。
少し見方を変えるだけで、気持ちがふっと軽くなることもあります。
お悩み | 少しラクになる考え方 |
---|---|
NOが言えない | 「NO=拒絶」ではなく「YESの優先順位」だと考えてみる |
感情を出せない | 感情は共有してこそ関係が深まる |
気を遣いすぎる | 相手を大事にするなら、自分の心にも寄り添ってあげる |
お願いを断れない | 「できない」と言えるのも信頼関係の一部 |
今日からできる3つのアクション
少しずつでいいから変わってみたい、そう思ったあなたに今日から試せる優しいステップをご紹介します。
- 小さな「NO」を練習してみる
例:「今日は予定があるからまた今度ね」など、軽めの断り方から始めてみましょう。 - 感情をほんの少しだけ言葉にしてみる
例:「実はちょっと疲れてて…」と、本音を一言だけ添えてみる練習から。 - 自分の時間を優先する日を1日つくる
人と会わない日、自分の好きなことだけする日など、心を整える時間を意識的に確保しましょう。
行動を変えるのは勇気がいることですが、自分を大切にするという小さな一歩が、心地よい関係づくりにつながっていきます。
まとめ
優しい人ほどつい無理をしてしまうもの。
でも、自分を大切にすることは決してわがままではなく、自分らしく生きるための選択です。
すぐにすべてを変えようとしなくて大丈夫。
ほんの少し自分の気持ちに正直になるだけで、人との関係はもっとラクになります。
この記事があなたの優しさを守るヒントになれば嬉しいです。
次回予告
次回は「ESFJ×仕事の悩み」をテーマに、
頑張りすぎてしまうあなたが、自分らしく働けるためのヒントをお届けする予定です。
気になる方は、ぜひ次回もチェックしてみてくださいね。
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