「MBTI」と「16タイプ診断」は、同じじゃない?
最近、SNSやネット上でよく見かける性格診断。
なかでも人気があるのが、MBTIと16タイプ診断です。
名前が似ていることから同じものだと思われがちですが、実はこの2つは理論も目的もまったく違うものだと知っていましたか?
この記事では、
「MBTIと16タイプ診断って、どう違うの?」
「どっちを受ければいいの?」
「診断結果をどう活かせばいいの?」
──そんな疑問に答えるべく、初心者の方にもわかりやすく診断ツールの違いと選び方を解説します。
- 「MBTI」と「16タイプ診断」は、同じじゃない?
- 診断にハマったあのときの私へ
- MBTIと16タイプ診断は何が違うのか?
- よくある誤解|MBTI=16タイプ診断ではない?
- どっちが自分に合ってる?
- 診断結果は「使ってこそ意味がある」
- まとめ|診断の違いを知ることが、第一歩になる
- 次回予告|16タイプを4グループに分けて性格傾向を見てみよう
- まずは無料で診断してみたい方はこちら
- 関連記事|あなたのタイプ、人間関係ではどう見える?
- このブログについて
診断にハマったあのときの私へ
正直なところ、私も最初は違いをよくわかっていませんでした。
SNSで見かけた16タイプ診断をやってみて「INTP」と出たのがきっかけです。
自分の性格が“言語化”されていることに驚き、気づけば毎晩調べまくる日々──。
そんな中でMBTIの存在を知り「これは全然別物だ!」と気づいたのは、自分自身や人間関係を深く理解する過程でした。
今では性格診断を楽しむだけでなく、自分の人生や仕事にどう活かすかまで考えるようになり、将来的にはキャリアアドバイザーとして活動することを目指しています。
MBTIと16タイプ診断は何が違うのか?
名前は似ていますがそもそも開発目的や理論がまったく異なります。
MBTIとは?
MBTI(Myers-Briggs Type Indicator)は、ユングの心理学的タイプ論に基づく本格的な性格理論です。
主に企業研修やキャリアカウンセリングの現場で活用されており、公式の認定資格を持つ専門家が実施する有料診断です。
MBTIの特徴
- 理論ベース: ユングのタイプ論
- 診断方法: 専門家による有料診断
- 分類方法: 8指標×4次元=16タイプ
- 活用場面: 人材育成・職場の相性分析・カウンセリング等
www.mbti.or.jp
16タイプ診断とは?
一方16タイプ診断は、MBTI理論をベースにしつつよりカジュアルに楽しめる無料ツールとして作られています。
ビッグファイブ(Big Five)などの現代心理学要素も加えられており、ストレス耐性(A/T指標)が付加されているのも特徴です。
16タイプ診断の特徴
- 理論ベース: MBTI+Big Five的要素
- 診断方法: Web上の無料テスト
- 分類方法: 16タイプ+A/T(ストレス耐性)
- 活用場面: 自己分析・SNS投稿・性格の傾向把握
www.mbti.or.jp
よくある誤解|MBTI=16タイプ診断ではない?
「16タイプ診断をやってみたらMBTIが分かった!」──そんな声をSNSで見かけることはありませんか?
でも実は、MBTIと16タイプ診断はまったくの別物です。
この2つは名前こそ似ていても、理論も運用も信頼性も異なるため混同すると、正確な理解ができなくなってしまいます。
よくある混乱の例:
- 16タイプ診断の結果(例:INFP)=MBTIの正式なタイプと誤解している
- A/T指標(ストレス耐性)はMBTIにもあると思っている
- MBTIを無料で受けられると思っている
実際日本MBTI協会でも、これらの誤解について注意喚起がなされています。
正しく理解することで、診断の活用度もグッと高まるはずです。
違いを一覧で比較してみよう
ここまでMBTIと16タイプ診断のそれぞれの特徴を見てきましたが、
「で、結局何が違うの?」
という方のために比較表を作成しました。
自分がどちらの診断を受けたいかを考えるヒントにしてください。
比較項目 | MBTI | 16タイプ診断 |
---|---|---|
理論のベース | ユングの心理学的タイプ論 | MBTI+Big Fiveの影響あり |
診断方法 | 専門家による公式診断(有料) | 無料のWeb診断(誰でも受けられる) |
分類方法 | 8指標×4次元で16タイプ | 16タイプ+A/T(ストレス耐性) |
信頼性 | 心理専門家によるサポートあり | 簡易的で手軽に使えるが信頼性は自己判断 |
活用シーン | 企業研修・カウンセリング・教育など | SNS投稿・エンタメ・個人の自己理解 |
目的 | 自他理解・人間関係・適職判断など | 自己分析・性格タイプの傾向把握 |
どっちが自分に合ってる?
診断ツールに正解はありませんが、目的に合わせて選ぶことがとても大切です。
以下に、タイプ別におすすめの診断をまとめてみました。
自分の性格をしっかり分析したい/仕事や人間関係に活かしたい → MBTI(有料)
まずは軽く自己分析してみたい/SNSで話題のタイプを知りたい → 16タイプ診断(無料)
どちらも「16タイプ」に分類されるという共通点はありますが、アプローチの深さ・目的・活用範囲は異なります。
たとえるなら──
- MBTIは、専門医による精密検査
- 16タイプ診断は、ネットで手軽にできる健康チェック
というイメージに近いかもしれません。
診断結果は「使ってこそ意味がある」
どちらの診断を受けるにしても、大切なのは“活用すること”です。
診断結果はあくまで「スタート地点」でありそこから、自分の強み・弱みを理解したり相手との違いを知ったりすることで、人間関係や働き方・恋愛や人生設計にまで活かすことができます。
この記事を読んで診断の違いや選び方が少しでも明確になったら、ぜひ次のステップへ進んでみてください。
診断を受けるときのちょっとした注意
性格診断はとても便利なツールですが、「いつ・どのように使うか」も大切な視点です。
たとえば、
- 気分が大きくブレているときは、診断結果もブレることがあります
- 無料診断は傾向を知るには十分ですが、絶対的なラベルではありません
- タイプに縛られすぎず、「自分を柔らかく理解する」ことが大切です
正しく使うことで、より深い気づきが得られるはずです。
診断を「受けて終わり」にしないために
性格診断を受けたあと、「面白かった!」で終わってしまう方も少なくありません。
でも、本当にもったいないのは結果をその後の行動に活かせていないことです。
たとえば、あなたが「人との距離感に敏感なタイプ」だとわかったなら、
- 安心できる環境を意識して選ぶ
- 自分のペースを尊重してくれる人と関わる
──このように、日常の選択や人付き合いに活かせます。
診断は「ラベルを貼る」ためではなく、選択肢を増やし自分にやさしくなるためのツール。
だからこそ、受けっぱなしではなく「どう使うか」が大切なのです。
まとめ|診断の違いを知ることが、第一歩になる
MBTIと16タイプ診断は名前こそ似ていても、理論・信頼性・活用方法・目的のすべてが異なります。
どちらが正しい・間違っているという話ではなく、
「自分にとって、今どちらが必要か」
を見極めることが大切です。
たとえば──
- 仕事やキャリアに活かしたい → MBTI
- まずは自己理解を深めたい → 16タイプ診断
この記事をここまで読んでくださったあなたは、きっと
「自分を知りたい」
「これからをよりよく生きたい」
と思っている方なのだと思います。
そんなあなたにとって、MBTIでも16タイプ診断でも“自分を理解し、大切にするための道具”になってくれますように。
次回予告|16タイプを4グループに分けて性格傾向を見てみよう
「じゃあ自分はどんな性格タイプなの?」
と気になった方へ。
次回の記事では、16タイプを以下の4つの視点(象限)に分類し、それぞれの特徴を図解つきで紹介します。
- 論理派タイプ
- 共感重視タイプ
- 堅実な現実派タイプ
- 自由を愛する冒険派タイプ
まずは全体像をつかむことで、今後の深掘りがもっと面白くなるはず。
「自分ってどこに当てはまるんだろう?」
という気持ちのまま、ぜひ次の記事もチェックしてみてください。
まずは無料で診断してみたい方はこちら
自分の性格タイプを知るところから始めたい方は、以下の無料診断ツールがおすすめです。
関連記事|あなたのタイプ、人間関係ではどう見える?
診断後に自分の性格タイプがわかったら、そのタイプが「人間関係でどんな特徴があるのか」をチェックしてみましょう。
今後は性格タイプごとの仕事・恋愛についても順次ご紹介していく予定です。
自分と相手のタイプを知ることで、人間関係のストレスが少し軽くなるかもしれません。
このブログについて
このブログでは16タイプ診断やMBTIをきっかけに、
「自分を知ることで、生きやすくなる」
をテーマに記事を発信しています。
人間関係・仕事・恋愛……どの分野でも、性格タイプを知ることで選び方や悩み方が変わってきます。
1記事ずつ、性格タイプごとに寄り添いながら紹介していきますので、ぜひ気になる記事からのぞいてみてくださいね。